■ ID | 810 |
■ 種類 | 総説・解説 |
■ タイトル | 埼玉県初記録のトンガリササノハガイ Lanceolaria grayana cuspidata |
■ 著者 | 金澤光
埼玉県環境科学国際センター 松本充夫 埼玉県自然の博物館 |
■ 出版元 | |
■ 出版年 | 2008 |
■ 誌名・巻・号・年 | 埼玉県自然の博物館研究報告、No.2、41-43、2008 |
■ 抄録・要旨 | 我が国におけるトンガリササノハガイの分布は、愛知県三河湾流入河川以西の本州、九州北部が知られている。本州中部地域以東の埼玉県を含む関東地方においては本種の分布記録は知られていない。環境省(2005)では、現時点では絶滅危険度が小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」に移行する可能性のある種「準絶滅危惧」となっている。現在知られている主な生息地の県別レッドデーターブックでは、愛知県(2002):絶滅危惧TA類、福井県(2002):県域絶滅危惧T類、岐阜県(2001):絶滅危惧U類、福岡県(2001):絶滅危惧U類、兵庫県(2003):Aランク、大阪府(2001):要注目となっており、これらには生息状況が確認されていない現状や生息範囲が減少している様子が記されている。著者らは、埼玉県川島町の用水中より見慣れない二枚貝を採集し同定した結果、本種と確認したことから埼玉県初記録種としてここに報告した。 |
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